【訃報】深川 秀夫先生がお亡くなりになりました。

9月2日の朝、深川秀夫先生が天国へ旅立たれました。
今、私も、このスタジオも、バレエ界も、深い悲しみに包まれています。

かねてより病気療養中だった秀夫先生は、無理を押して私達の為に指導にあたって下さいました。
そのバレエへの情熱は、今私達の中に深くきざみこまれています。
”深川秀夫バレエの世界”に直接、接してこれたこのバレエスタジオは、本当に幸せです。

今も秀夫先生の声がスタジオ内に響いています。
先生の残してくれた宝物を、いつもいつも大切にしながら、バレエを愛していきましょう。
今、秀夫先生はジャン先生と一緒に私達を天国から見つめていることでしょう。
秀夫先生　本当に長い間ありがとうございました。
どうぞごゆっくりお休み下さい。

大塚　礼子

深川秀夫先生のプロフィール

65年、ブルガリアのバルナ国際バレエコンクールに入賞し、70年には最高位に。
69年、モスクワの国際バレエ・コンクールでニジンスキー賞を受け、シュツットガルトやミュンヘンのバレエ団を中心にトップダンサーとして世界的に活躍した。
80年に帰国し、のちに振付家としても活躍。東京・名古屋を拠点に活動した。
『コッペリア』『白鳥の湖』『シンデレラ』といった古典にウィットに富んだ視点を加え、『ガーシュイン・モナムール』など、ダンサーの魅力を最大限輝かせる新作の数々を日本各地のバレエ団に提供した。
ローザンヌバレエコンクールやジャクソン国際コンクールなどの審査員も務めた。
08年、橘秋子賞特別賞受賞
19年、舞踊芸術賞　など多数受賞